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いい意味で予想外だった中小企業の本

・2012-01-15

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THE 中小零細製造業 町工場・鉄工所の解体新書THE 中小零細製造業 町工場・鉄工所の解体新書
(2010/06/01)
相澤 弘機

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中小企業は魅力ばかりじゃない

 “日本の中小企業”というキーワードからは、「にっぽんのものづくり」「零細でも最先端」...等と、「中小零細企業って実はすごいんだぜ」オーラを前面に出す特集が多く、そういったカッコイイ中小零細企業のお話というのは非常にワクワクする(『世界を制した中小企業 (講談社現代新書)』とか)ので、この本もそういったジャンルの本かと思い、購入したのですが、いやはや中身は全く別で、中小零細企業の社長が実体験に基づいて中小零細企業の“現実”を書いた非常に生々しいものでした。

 当初の期待は裏切られたわけですが、中小零細企業を理解するのに非常にためになりました。

かつての町工場起業=今のIT起業

 今、Webデザインやアプリ開発などITを使った起業がたくさん起こっています。中にはGREEのように大きくなった会社もあります。IT関連でたくさん起業されているのは、人もたくさんいらない・自宅でも始められる等、初期コストがかからなくて起業しやすいからでしょう。

 同じような状況が町工場にもあったようで、少しの土地と簡単な溶接機やボール盤があれば誰でも始められた、そんな仕事だったそうです。今では想像がつきませんが。IT産業もそのうち手が出しにくい分野になってしまうのでしょうか・・・。

下請け脱却はそんなに楽じゃない

 よく「中小企業が技術で下請け脱却!」のような見出しを見たりしますが、挑戦した一部の人が脱却できたわけじゃなく、挑戦した数多くの人のうちの一部が脱却できた、ということなのですね。あと、印象に残ったのは「中小企業の技術力(キリッ、はまやかしだ」と。単にボール盤をいじっているオヤジにどれほどの技術があるのか、と。言われてみればそうかもしれないと思ってしまう。

一番の問題は後継者問題

 相続税が~とかそういったのではなく、やめたいと思ってもやめるにやめられない・誰に継がせてもいいわけじゃないという問題。

 前は「事業がうまくいかないならすっぱりやめた方がいいじゃないか」と思っていましたが、借金が残ること従業員がいること等でじり貧のまま続けざるを得ない状況に陥ってしまうとか。この辺り、再チャレンジ政策がうまく機能しないところですよね。

 また、例え事業がうまく回っていたとしても、パブリックな会社でもない限り、自分が担保提供していたり債務保証していたりする借金をどうするのかという問題がつきまとってしまう。で、結局は身内に承継させることになる。そうすると経験やリーダーシップで問題がでてうまくいかなくなる。…非常に難儀です。

 中小企業を取り巻く環境は本当に厳しいのだな、と思い知らされたところでした。若干夢見がちでいたのは否めません。とはいえ、活躍している中小企業もあるわけで、中小の企業が元気になる日本へ応援したい気持ちは忘れないようにしないといけません。

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